ある日、突然に顔の左右半分が麻痺する顔面神経麻痺。
病院に行くと10日ほどのステロイド剤や抗ウイルス剤による治療が始まります。
ですが、この治療でほとんどすぐに改善はしません。
【ステロイド剤】の投与は炎症を止める目的で行いますが、果たして顔面神経麻痺に起因する炎症はどこまで起こっているのか?
【抗ウイルス剤】はヘルペス(ベル麻痺)や帯状疱疹(ラムゼイハント症候群)などのウイルスには効果があります。
ですが、ベル麻痺は顔面神経麻痺の全体の6割以上と言われていますが、入院してこの薬を投与してもほとんどの場すぐに回復しないのはナゼ?
ヘルペスウイルスが原因で起こる麻痺(ベル麻痺)は回復までに時間がかかるのか?
顔面神経麻痺の回復には軽症でも1ヶ月以上が必要なのか?
私の顔面神経麻痺を鍼師としてみてきた20年の経験で
早い人は、発病から10日で顔面神経麻痺が完治。
遅い人は、発病から顔の筋肉が動き出すのに3ヶ月かかったという人がいます。
この差はなんなのか?
ベル麻痺?
ラムゼイハント?
もしくはそれ以外?
私の見立てだと、あくまで推測ですが
ほとんどの麻痺の回復が遅れる場合、ウイルス(ベル麻痺、ラムゼイハント症候群)が直接の原因ではなく、睡眠不足、ストレス、心配事などからくる自律神経の乱れ、筋緊張、血流不全から来る【神経圧迫】が麻痺を長引かせる大きな原因だと推測します。(体質や体力、年齢、性別なども複雑に絡み合い、回復の速度が違うと推測します)
KEY WORD はこれです。
確かに免疫力低下から、ベル麻痺のヘルペスウイルスの活性化、帯状疱疹ウイルスの活性化はあるかもしれず、抗ウイルス剤の投与は有効。そして麻痺が起こった際に炎症をともなっていればステロイド剤の投与は有効ですが、それだけが原因ではないのではないかという事です。
麻痺を発症する方に、肩こり、頭痛、めまい、などが多いのも顔面神経麻痺の特徴です。これはベル麻痺でもラムゼイハント症候群でもほとんどの方がです。
顔面神経の周りの血流不全、筋肉の緊張が神経を圧迫して麻痺を起こす。
私の経験上、自宅でもお願いする首周りの温めやストレッチ、マッサージをこまめにやってくれる患者さんは回復が早いのも、筋緊張がほぐれて神経圧迫が取れるからではないかと推測します。
大前提として、顔面神経麻痺を発症したときは
まずは耳鼻科で診察と検査を受けて、理にかなった投薬をうけることが必須です。
そして病院での治療で思う様に回復しない時は
① 麻痺した顔面神経に鍼で刺激を入れて回復を促す。
② 周りの緊張した筋肉に刺激を入れて、ほぐす。
③ 鍼による乱れた自律神経の調節を行う
鍼は顔面神経麻痺を早く改善する近道になる施術法と考えます。
【顔面神経麻痺に強い鍼灸院】
元町BaseBody鍼灸院
横浜市中区元町5-196-13-5F
Tel: 045-641-5533
Mail: info@mbb2010.com
HP: https://www.mbb2010.com
秋山 俊之(あきやま としゆき)
最新記事 by 秋山 俊之(あきやま としゆき) (全て見る)
- 病院で突発性難聴が治らなかった後の改善法 - 2024年12月16日
- 【突発性難聴】1カ月経っても変化がなくて心配で来院した患者さん - 2024年12月13日
- 心配でしょうがない突発性難聴の新患さんが来院 - 2024年12月5日
※効果には個人差があります
元町BaseBody鍼灸院の特徴
体の悩みを解決をしたいけど・・・。
どんなサービスなのか?どのくらい料金がかかるのか?など不安な方も多いと思います。
元町BaseBody鍼灸院は、あなたの悩みを丁寧にお聞きし、原因や施術方法、料金をしっかりとお伝えいたします。
まずは、お電話でもメールでも気軽にご連絡ください。