パーキンソン病は、脳内のドーパミンを作る神経細胞が減少し、運動障害を起こす疾患です。

主な症状は震え、筋肉のこわばり、動作の遅延、バランス障害などがあります。

現代医学では、ドーパミンの補充を目的とした薬物療法や外科的な治療が行われていますが、鍼も補助的な治療法として注目されています。

 

鍼がパーキンソン病に効果的な理由

  1. 神経系の調整: 鍼は神経系の不具合を回復させます。特に、パーキンソン病においては神経伝達物質のドーパミン分泌が減少しますが、鍼は神経細胞を活性化させ、神経伝達を改善します。
  2. 血流改善: 鍼は血流を改善する効果があります。血行が良くなると、脳の酸素供給や栄養の供給が増え、脳の健康状態が向上します。これにより、パーキンソン病による症状の軽減が期待されます。
  3. 筋肉の緊張を緩和: パーキンソン病の患者さんは、筋肉のこわばりや硬直が問題となります。鍼施術は筋緊張をほぐす作用があり、筋肉の柔軟性を改善する事で、運動能力の向上や疼痛の軽減に役立ちます。
  4. 自律神経の調整: パーキンソン病では自律神経系の乱れが見られます。鍼には自律神経を調整する作用があり、ストレスや不安の軽減、睡眠の質の向上など、患者の全体的な健康状態を改善する助けになります。

 

 

鍼施術の方法

  1. ツボへの鍼刺激: 鍼施術では、体の特定のツボを刺激することで、体内のエネルギー(気)の流れを調整します。パーキンソン病に対しては運動機能に関連するツボも使い、このツボを刺激することで、運動能力の改善が期待できます。
  2. 電気鍼治療: 鍼に微弱な電流を流す「電気鍼」は、神経や筋肉に対してさらに強い刺激を与えることができます。この方法は、筋肉のこわばりや震えを緩和するために用いられます。
  3. 温灸(おんきゅう): 鍼施術と合わせて行う事が多いのが『お灸』です。お灸による温熱効果は血行を促進し、リラックス効果をもたらします。温灸は筋緊張を和らげ、症状の緩和を促します。
  4. 鍼施術の頻度と継続: パーキンソン病に対する鍼は1回だけで劇的な効果を得るのは難しい場合が多いため、定期的な治療が推奨されます。一般的には週に1回、症状に応じて継続的に治療を行うことで、効果を実感しやすくなります。

 

 

鍼施術の実際の効果

パーキンソン病に対する鍼治療は、すべてのステージの患者さんに同じように効果があるわけではありませんが、当院では多くの患者さんにおいて症状の軽減が報告されています。震えの軽減、筋肉のこわばりの緩和、動作の改善などが期待されます。特に、薬物療法と併用することで、全体的な治療効果が高まることがあります。

 

注意点

鍼施術は症状の軽減や改善を目指して、薬物療法や理学療法と併用する事が重要です。

鍼施術はパーキンソン病の様々な症状の軽減に役立つ可能性がありますので、当院では個々の患者の状態に応じた適切な施術計画を立て、詳しく説明した上で鍼施術を行っています。

 

 

鍼が効果的なパーキンソン病のステージ

鍼治療がパーキンソン病に効果があるとされるステージは、初期から中期のステージとなります。

 

具体的には以下のような段階において効果が期待されます。

1. 初期段階(Stage I~II)

パーキンソン病の初期段階では、軽度の震えや動作の遅れ、筋肉のこわばりなどが現れます。

薬物療法と並行して鍼施術を行うと、症状の軽減や運動機能の改善が期待できる場合が多々あります。この段階では、神経系がまだ比較的良好な状態にあるため、鍼が神経の活性化やバランスの調整に効果を発揮しやすいとされています。

  • 震えの軽減: 初期の震えや手のふるえに対して鍼が効果を示します。
  • 筋肉のこわばりの緩和: 軽度の筋肉の硬直が見られる段階では、鍼施術が筋肉の弛緩を助け、運動機能の改善の助けになります。

 

2. 中期段階(Stage III~IV)

中期のパーキンソン病では、運動機能の低下が進み、歩行やバランスの障害が現れます。この段階でも鍼施術は症状の緩和に役立つ場合がありますが、初期段階よりも効果はやや限定的になることがあります。特に筋肉のこわばりや歩行障害、バランスの問題に対して、鍼施術が効果的なサポートをします。

  • 歩行やバランスの改善: 鍼施術が筋肉の柔軟性を向上させ、歩行や姿勢の改善を助けることがあります。
  • 痛みや不快感の軽減: 鍼施術により、筋肉や関節の痛みを軽減し、全体的な身体的な快適さを改善する効果もあります。

 

3. 進行期(Stage V)

パーキンソン病が進行すると、身体の硬直や震え、運動機能の低下がさらに顕著になり、日常生活に支障をきたすことが多くなります。進行期では、鍼施術が直接的な病状の改善には限界がある事がありますが、痛みや筋肉のこわばりの緩和、リラクゼーション、ストレスの軽減などにおいて補助的な役割を果たします。

進行期においては、鍼治療が神経系や筋肉の機能を回復させることは難しいかもしれませんが、患者の生活の質を向上させるために使われることが多いです。

 

鍼施術がパーキンソン病患者さんにおいて、特に効果的な理由

  • 初期段階や中期段階では、神経伝達物質(ドーパミン)の減少が比較的緩やかであり、神経機能が完全に失われる前に鍼施術が神経や筋肉を活性化させる事ができるためです。
  • 進行期では、鍼施術が症状を完全に改善することは難しいですが、症状の悪化を遅らせたり、痛みの軽減やリラックス効果を提供することができます。

 

結論

鍼施術がパーキンソン病に効果を出しやすいのは、主に初期から中期のステージです。

進行期において鍼施術は補助的な役割になり、症状の緩和や生活の質の向上に貢献することがありますが、根本的な回復には限界があります。

ですので、鍼施術を受ける際は、早期に施術を開始する事をお勧め致します。


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秋山 俊之(あきやま としゆき)

秋山 俊之(あきやま としゆき)

鍼灸マッサージ師(国家資格)、パーソナルトレーナー、元プロボクサー。 『経絡鍼施術』と『超音波エコー鍼施術』を得意とし、自律神経失調症や、理由のわからない体調不良の患者を数多く診る。 スポーツ選手のケアサポートも行っており、中高年世代の健康増進、ダイエット、リハビリトレーニングなどの指導も数多く行っている。

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