昨日、来院された患者さんは70代の女性です。
本人曰く、若い頃から平衡感覚が弱くて疲れたり季節の変わり目になると目がぐるぐる回るとの事。
耳鼻科さんにも定期的に通院しているが、なかなか改善しないとの事。
メニエール病は耳の中、内耳にある『蝸牛(かぎゅう)』と『前庭(ぜんてい)』にリンパ液が溜まってしまい『内リンパ水腫』という状態になっています。
リンパ水腫が神経を圧迫して様々な不具合が起こります。
この方もぐるぐる回るめまいと吐き気が悩みでした。
元々カラダは強い方では無いとの事で、低血圧、冷え性、肩こり、頭痛などもある様です。
脈診、腹診、舌診では腎虚の気が強く、気の流れも弱い。
メニエール病の前に東洋医学的にカラダの状態を整えます。
鍼で全身の気の流れを整えると顔色が良くなり、脈も強くなりました。
西洋医学(医師)は発症した病気を診ますが、東洋医学(鍼師)はカラダ全体の不具合を診ます。
例えば風邪、健康な人は風邪にかかりません。厳密にいうと風邪を発症しません。
免疫力が風邪のウィルスに勝つから発病しないんです。
では、メニエール病になった原因は何?
内耳(蝸牛、前庭など)で急に何か起こった?
おそらく、体力不足、疲労、睡眠不足、冷え、ストレスなどでカラダの免疫力が低下してカラダが不具合を起こしたのが、たまたま弱い内耳だった。という感じだと思います。
カラダの気の流れや筋肉、血流、リンパの流れを整えてカラダを良い状態に整えます。
その後、内耳にアプローチをして行きます。
鍼で耳周りの筋肉をほぐし、血流を改善する。そして内耳の不具合に効く鍼を施術。
鍼の後はカラダが軽くなり、頭が軽くなったとの事でお帰りの際は足取り軽い状態です。そして、問題があればすぐ、無ければ状態を見る為に来週の鍼予約を取られて帰られました。
体調が良ければ月1回の体調管理にして行くとの話になり、本人も安心して、メンタルも落ちつきました。
メニエール病が薬でも改善しない方は鍼をお試しください。
【メニエール病に強い鍼灸院】
元町BaseBody鍼灸院
横浜市中区元町5-196-13-5F
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秋山 俊之(あきやま としゆき)
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※効果には個人差があります
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