こんにちは秋山です。 😉
今日は女性の大きな健康問題の一つになっている病気
乳癌手術後の肥満傾向とリハビリとトレーニングについてです。
(内容は専門用語は使わず、ときにはあいまいに取れる表現も含みますが、広く浅くわかりやすく説明いしますのでご了承下さい)
ここ数年の間で新規入会された会員さんの中に数名、乳癌を患い早期回復の為のリハビリとダイエットの為に入会された方がいらっしゃいます。
乳癌の手術方法としては、近年様々な術式がある様ですが
①できるだけ腫瘍のみを取る
②腫瘍と浸潤している組織部分も部分切除(腋窩リンパ節なども含む)
③全摘(大きな範囲で疑わしい場所は全て切除)
といった手術を受けた方がMBB会員さんにはいらっしゃいます。
そして手術後に放射線治療、ホルモン療法、抗がん剤等の治療をする場合もあります。
又、手術の負担以外にも術後の、メンタル、体力、筋力、肩関節などの機能不全、ホルモン療法による肥満傾向など、さまざまな問題があります。
実際、MBBには手術後のホルモン治療での肥満が気になり、ダイエット目的で来店される方が多いです。
そこで今日は術後の『肥満傾向はなぜ起こるのか?』をわかりやすく簡単に説明したいと思います。
乳癌治療に対するホルモン剤療法には主に下記の物がある様です。
①抗エストロゲン剤(ノルバデックス)
体重増加を起こす因子を持つ
②アロマターゼ阻害薬
体重増加にはそんなに関係しない
③LH-RH拮抗剤(ゾラデックス)
脂肪吸収促進、体重増加、中性脂肪増加、脂肪肝と肝障害リスクを高める
④プロゲストロン製剤(ヒスロンH・酢酸メドロキシプロゲステロン)
体重増加に一番影響のある薬と言われています。女性ホルモンの一種で食欲増進、体重増加を起こします。
乳癌治療の方法として、ホルモン剤で発癌の起因原因となる『エストロゲン』を抑制する事が効果的となっています。
ですので、乳癌治療にはまずホルモン療法が必須となっているのが現状です。
そしてその副作用と言われるのが体重増加です。
体重増加の起こるメカニズムについては完全には解明されていないのが現状ですが、かなり高確率で体重増加の傾向はみられる様です。
ホルモン剤の副作用による体重増加は多少の運動量を上げさせる事で痩せさせるのは私の今までの経験上では正直難しいと思います。
ですが!!
ダイエットの基準は【摂取カロリー量<運動消費カロリー】の条件は絶対的なものです。
ここに薬の副作用が入ると、このバランスを崩してしまいますが、運動する事で➡熱を作り、糖分を燃やす、筋肉量が上がり、体力が付く。
すると【体力と気力は比例しますので、体力が上がる事でさまざまな意欲が湧き、ポジティブシンキングになる事は自律神経を安定させて体調を良い方向に導きます!!
また運動は幸せホルモンの下記の物質分泌を促します。
【エンドルフィン】
脳内麻薬の一種で多幸感をもたらす
【セロトニン】
精神を安定させる神経伝達物質で、低下すると抑うつ状態を引き起こす
ドーパミン
快楽をもたらす神経伝達物質
【内因性カンナビノイド】
神経に作用し、全身の細胞の調和をし、バランスを保つ、免疫や認知、記憶や感情、鎮痛等の働きを調整します。
このように運動をする事で、様々な良いホルモン分泌が行われるので、運動は様々な面からみても是非、取り入れてほしいと秋山は思います!!
🙂 🙂
秋山 俊之(あきやま としゆき)
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