昨日来院された患者さん、40代の男性です。
10日ほど前、草野球中にダッシュしたら右太ももが『ピキッ』といって痛みで走れなくなり
整形外科に行って薬とシップをもらったけど痛みが引かないとの事でした。
筋肉の部分断裂、いわゆる肉離れですね。
東洋医学（鍼）では痛みのある右太もも以外も脈診、腹診、舌診、そして全体を診ます。
この患者さんはカラダが冷えていて、肉離れをした太もも以外の筋肉も硬い。
整形外科では痛みのある右太ももだけの診察だったと思いますが、東洋医学では単なる太ももの肉離れだけではないですね。
この患者さんはシフト制の仕事で夜中に働く事もあり、自律神経の乱れと日常生活の不摂生もあり、カラダのバランスがかなり崩れていました。
話を聞いていくと慢性的な肩こりと軽い目の腰痛もありました。
太ももの肉離れは、たまたま野球をした際に派生で出たものですね。
疲れ→自律神経の乱れからの血行不良→体の冷え→筋肉の硬さと言った所です。
まずは鍼施術、経絡治療で自律神経の乱れを整えます。
血行を改善してから右太ももの鍼施術に入ります。
経絡治療で自律神経を整えるだけでもカラダが軽くなり温かくなります。
カラダがほぐれてきたのを確認してから直接患部の鍼ですね。
この患者さんはカラダがしっかり整っていれば肉離れを起こす様なことはなかったはずです。
そして、鍼の後はまずはカラダが軽くなったのが分かり、喜んでいました。
太ももの痛みもかなり軽くなり、痛みは1/3程度になったとの事でした。
肉離れは起こしていましたので、筋肉の回復がしっかり出来れば完治するとお話をして、次回の来院予約をしてお帰りになりました。
カラダの冷えや硬さ、怠さや痛みはカラダの悲鳴なことが多いです。
その悲鳴を聞かずに無理をすると、この様な怪我が怒ることが多いですね。
カラダの軽い不調を感じたら一度鍼を受けてみるのも良い選択ですね。^_^
【カラダの痛みを取るにはカラダ全身をみる鍼施術】
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秋山 俊之（あきやま としゆき）
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