1年半前に突発性難聴になり、今日初めて来院された患者さん。
病院ではステロイド投与入院をして、その後はお決まりのビタミンB12と血流促進剤の服用だけで、ドクターに発症から3ヶ月で症状固定と言われ「もう来なくて良い」と言われてしまいました。
この患者さん、病院強制卒業の後は近所の鍼灸院で鍼を1年近く受けていましたが、ルーティンワークの様な施術で疑問が生じて当院にお問い合わせがあり、本日の来院となりました。
突発性難聴を発症した後から比べると、この1年半で多少の改善はしているとの事でした。
突発性難聴の発症原因には様々なものがありますが、ドクターは内耳にある音を感じる元となる【有毛細胞】の損傷が原因という事が多いです。(原則、突発性難聴とは原因不明の難聴の事を指します。)
この有毛細胞は損傷すると回復しない細胞です。
ですので基本、ドクターは発症直後に炎症を止めるステロイド投与後に回復が見られなければそのまま症状固定すると説明します。
ですが鍼施術をする事により、少しづつする回復する事があります。
これは突発性に起こった難聴でも、有毛細胞が原因ではなく内耳のリンパ液の滞りが神経の障害となり、麻痺を起こす難聴であるとの確証でもあると言われて来ています。
耳周りの筋肉の緊張や自律神経が不安定になる事で血流不全が起こりリンパ液の粘度も上がり神経麻痺が起こるという事です。
筋緊張や血流不全、リンパ液の粘度上昇は突発性のものではなく日常生活で起こる事なので、難聴が発症した後に何もしなければ症状は改善しません。症状固定します。
ですが、筋肉をほぐす、血流を促進する、リンパ液の循環を良くする事をすれば難聴が改善するという考えは論理的ですね。
ですので鍼で筋肉をほぐし、血流を良くして、リンパ液の流れを促進する事はとても意味のある事だと言えますね!
私はこの様な説明を患者さんが初めての来院時に必ずします。
なんで発症したのか?
どうすれば改善するのか?
当院では鍼を使って何をするのか?
どれくらいの期間が必要なのか?
など、患者さんにお伝えします。
安心して鍼を受けて頂ける様にしっかり説明させて頂きますのでなかなか症状が改善しない。
今受けている治療や施術に疑問があるという方はセカンドオピニオンとしていつでもお問い合わせ下さい。
詳しくご説明させて頂きます。^_^
秋山 俊之(あきやま としゆき)
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※効果には個人差があります
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