突発性難聴はある日突然、片耳に発症する聴力低下で、原因ははっきり分かっていない難治症状になります。
ここでは、突発性難聴が回復する過程と鍼との関係を詳しく説明します。
1. 耳(聴力)の構造と役割
突発性難聴は、内耳の聴神経障害で起こります。内耳には、音を感知するための有毛細胞が音の振動を電気信号に変え、聴神経を通じて脳に伝えます。
2. 突発性難聴の原因と神経の麻痺理由
突発性難聴の原因は、肉体的、精神的ストレスにより【①血行障害、②ウイルス感染、③筋肉の硬さなどでの炎症】が原因と考えられます。この要因によって、内耳の有毛細胞や聴神経が損傷を受け、聴覚情報が脳に適切に伝わらなくなります。
- 血行障害: 内耳に血液を送る血管が筋肉の硬さ、むくみにより障害されることで、神経細胞への血流が不足してダメージを受けます。
- ウイルス感染や免疫系の異常: ウイルスなどにより、内耳や聴神経に炎症が起こり、細胞がダメージを受ける事があります。
3. 神経回復の過程
耳が聞こえる様に戻るには、聴神経と関係する内耳器官の回復が重要です。治療が早期に行われる程、回復具合に大きな影響を与えます。
- 神経の回復: 聴神経の麻痺は難治症状で、薬だけの治療では完全な回復が難しい事も多々ありますが、早期に鍼施術を開始する事で細胞の活性化や回復力、免疫力を上げる事が出来るので聴神経を最大限に回復する事が可能です。
4. 筋肉と聴覚の関係
聴覚の回復には、耳の近くにある胸鎖乳突筋や、中耳に存在する耳小骨筋が関与しています。耳小骨筋は鼓膜を引っ張る筋肉が音を強調したり、逆に音に対して敏感に反応したりします。
- 胸鎖乳突筋: 胸鎖乳突筋は耳の近くにある筋肉なので硬くなると耳周りの血流不全を起こして難聴を誘発すると言われています。
- 音の伝導の改善: もし突発性難聴が中耳の障害に関連している場合、耳小骨筋や中耳の構造が改善されることで聴力が回復することがあります。
5. 薬物治療✖️鍼施術で回復
病院での突発性難聴の治療には、ステロイド剤や血流改善薬、抗ウイルス薬などあります。これらの治療が早期に行われることで回復が促され、聴力が回復する可能性が高まりますが、実際にはこの薬物治療で回復する可能性はかなり低く、この薬の投薬が効果的なのかどうかには疑問が残ります。ですので鍼施術を同時進行している方、薬で効果がなかった方が当院の鍼に来られて、聴神経だけでなく体全体を整える鍼施術で回復する事が多々あります。
- ステロイド治療: 炎症を抑え、血流を改善することで神経へのダメージを最小限に抑え、回復を助けます。
- 血流改善薬: 血行を改善し、内耳や聴神経への酸素供給を増加させることで、回復を促進します。
- 鍼施術: 聴神経の麻痺(突発性難聴)になった理由を改善する鍼を行う。(精神的疲労、肉体的疲労、ストレス、様々な疲労から、体の不具合の原因となった事を難聴と同時に回復させます。)
6. 回復の時間と予後
突発性難聴が回復する過程には個人差が大きいですが、一般的には発症後2〜3週間以内に薬と鍼施術を始める事が早期回復の鍵で、軽度の方は1ヶ月程で回復の自覚が分かります。中度から重度になると回復の自覚が2〜3ヶ月ほどで分かりだす事が多いです。
【突発性難聴に強い鍼灸院】
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秋山 俊之(あきやま としゆき)

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