本日、新規で来られた患者さん。
2年前に左顔面神経麻痺と難聴を発症した男性の方でした。
病院でのステロイド剤の入院投与の後は、血流促進とビタミンB12のお薬を飲み続けていたそうです。
その後は当院に来るまで、鍼灸院を3院行かれたそうです。
ひとつの院に数ヶ月間は通院したそうですが、なぜか鍼難民になっていました。(~_~;)
何故そうなったのか詳しく理由を聞いていくと、やはり担当鍼師からのインフォームドコンセント(施術計画の説明)が不足している様に思えました。
当院は現在、『顔面神経麻痺』『突発性難聴』『自律神経失調症』などの難治症状の患者さんが多く来院されています。
この症状は初検時の、たった1回の鍼施術で症状が完治すると言った事はありません。
(初回でこわばり感、突っ張り感、耳の詰まり感、圧迫感、耳鳴りの強さなどが施術後に軽減すると言った事は多々有ります。)
それは患者さんも理解しているのですが、やはり患者さんは早く完治したいので施術をして行く上で確信に近い安心も欲しくなります。
患者さんによって
①発症時期
②神経麻痺の程度
③病院での治療内容
④発症後のカラダのケア
⑤鍼を始めた時期
などによっても予後は変わります。
ですので「〇〇には必ず完治します」などとは言えませんが
①回復に向けての流れと現在推測できるおよその目安期間
②今当院では何をしているのかの具体的な説明
③早く回復する為の自宅でやってもらう事。
を当院ではお伝えしています。
例えば顔面神経麻痺なら
①〇〇さんは今〇〇の状態です。
②ですので過去の当院の蓄積データではこの様に回復する可能性があります。
③ですので、〇〇までは〇〇な可能性がありますが大丈夫です。
④当院では〇〇さんの〇〇に対して東洋医学的な考えで鍼を用いて〇〇をして行きます。
⑤ご理解頂けましたか?
と言った感じです。
難治症状はとても患者さんの心を心配にさせてしまい、施術する側がしっかり説明してあげないと患者さんは理解しきれずに迷ってしまう事があります。
複雑な難治症状だからこそ、しっかり説明したいと思います。
秋山 俊之(あきやま としゆき)
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※効果には個人差があります
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